第一回 決算書は何に利用されるのでしょうか?
決算書を作成されていない会社はないと思いますが、何のために決算書は作成されるのでしょうか?
最終の目的は 税金申告、金融機関への提出、取引先への提出(与信)など関係先への事業報告書
として利用されていると思います。
ではそもそも決算書とは何を表わしたものでしょうか?
決算書は企業の一定期間の事業活動を記録したものです。
事業活動(調達と運用)とは?
・事業活動に必要なおカネの調達・事業活動のためにヒトやモノに投資(運用)
・事業活動を通して利益を獲得
・出資者への配当
以上の目的で作成された決算書にはさまざまな経営の情報が詰め込まれております。
では決算書はどのような流れでつくられるのか確認していきたいと思います。
決算書作成の流れ
事業活動を記録する基礎となるのは仕訳(簿記)です。
仕訳開始
ヒト・モノ・カネの動きを正確に記録する方法(簿記)
元帳への転記
それぞれの仕訳を分類整理して決算書の元となる元帳が作成される。
決算書の作成
元帳のデータより決算書(貸借対照表・損益計算書等)を作成する。
以上の流れのもと
・経理担当者に日常の仕訳を依頼(会計ソフトの利用)
・税金申告に合わせて税理士に決算書の作成依頼を依頼されていると思います。
ここで作成された決算書を関係先への提出するだけではなく、大切なのは
決算書を経営者がしっから読み込み・分析し経営判断に役立てることです。
売り上げ分析
経費管理
資金繰管理 等
決算書には経営判断のための様々な情報が詰め込められています。
カンの経営からデータに基づく経営への第一歩が決算書の作成・理解です。
次回は以下のテーマで具体的に決算書の読み方をかんがえていきたいと思います
第二回 貸借対照表とは何?